ストーミングとは

はじめに

今回はJリーグから少し離れて世界のトレンドの話題について書いていきたいと思います。

「ストーミングって最近聞くことがあるけど何のこと?」って思われている方は是非ご覧ください。

この記事は『ストーミング』について初めて知りたいという方向けに書いていますので、既に知っていてより詳しく知りたいという方は、他のブログでもっと詳しく書いてみえる方もたくさんありますので、是非そちらをご覧下さい。

尚、このブログ記事は月刊フットボリスタの2019年11月号を参考にさせてもらっていますので、この記事で興味を持たれた方は購入されることをオススメします!



『ストーミング』とは

それでは本題にいきましょう。


『ストーミング』とはドイツ発祥の戦術なのですが、定義するのはなかなか難しく、フットボリスタの記事の中では「ラスト30mにどれだけ速く多くの回数にわたり人とボールを先に送り込むかを極めている」と書かれています。

要は「相手ゴール付近へ相手の陣形が整う前に一回でも多く、ボールと人を送り込めるのかが重要だ」と言うことですね。

これを見ると「なんだ、カウンターのことじゃん!」と思うかもしれませんが、これが少し違うんです。

カウンターも『ストーミング』の手段の一つであることは間違いないのですが、カウンターはあくまで受け身なのに対して、『ストーミング』はより主体的で攻撃的な手段を用いることもあるのです。


例えば自陣深くでボールを保持しているとします。
従来であればそこから中盤を経由させながらいわゆるビルドアップをしていきます。
あるいはトップの選手にロングパスを送る選択肢もあるかもしれませんが、あくまで味方にパスを出すことが鉄則です。

ところが『ストーミング』の概念においては味方にパスを出すことはさほど重要ではなく、相手の陣形が整う前に相手ゴール付近にボールを送ることが何より重要なのです。
なのでディフェンスの背後にボールを蹴り込んでしまうことをします。

ここでポイントなのは蹴り込む目的が味方をスペースに走り込ませることではなく、相手にボールを持たせて相手の陣形を崩すことを目的とします。

そして相手がボールを持った瞬間が最大のチャンスとばかりに集団でボールを奪い、フィニッシュまで持っていきます。
この集団でボールを奪い、フィニッシュまで持っていくことを『ゲーゲンプレス』とも言います。

『ストーミング』は知らなくても『ゲーゲンプレス』を知っている方は多いのではないでしょうか?

香川がいたドルトムントはこの『ゲーゲンプレス』を用いてブンデスリーガを制覇しましたからね。
この『ゲーゲンプレス』も『ストーミング』の手段の一つだとされています。

クロップはドルトムントで『ゲーゲンプレス』を発明し、リバプールで『ゲーゲンプレス』の欠点を改善し、より能力の高い選手を揃えることで『ストーミング』という戦術を確立させました。

『ストーミング』と『ポジショナルプレー』

では『ストーミング』の逆は何かと言うと『ポジショナルプレー』です。

『ポジショナルプレー』とはバルセロナやマンチェスター・シティに代表されるポゼッションサッカーのことです。

『ポジショナルプレー』はもはや説明不要ですが、一応説明しておくと圧倒的なボール支配率とパスワークを持って相手の陣形を崩す戦術です。


世界ではこの2つの戦術が現在のトレンドとなっています。

では『ストーミング』を採用しているクラブはどこかと言うと、代表的なのは先程のドルトムントを率いていたクロップが現在率いており、今年のCLを制覇したリバプールです。

リバプールがCLを制覇したことで今最も注目を集めている戦術となったわけですね。

他には『ストーミング』の教祖ラングニックが率いるRBライプツィヒなどブンデスリーガでは6クラブがこの戦術を採用しています。

Jリーグの中での『ストーミング』

ここからは私見となります。

それではJリーグで『ストーミング』を採用しているクラブはあるのかと言うと、私はないと思っています。

一番近いのは湘南ベルマーレですが、湘南は『ストーミング』ではなく守備的なシステムでショートカウンターを得意としている戦術だと思います。


ではなぜJクラブで採用されないのでしょうか?

これは『ストーミング』を指導できる人がいないというのも一因だと思いますが、それ以上に『ストーミング』を体現できる選手がいないことが大きいと思います。

実はこの『ストーミング』という戦術はかなり高い能力が要求されます。

相手のボールを奪いに行く走力、ボールを奪う奪取力、それを的確なエリアにボールを送る技術力、この戦術を90分やり遂げる体力が必要となります。

これだけのことができる選手が今のJリーグにいるでしょうか?

しかもピッチ上の全員がそういった能力を持っていて初めて機能する戦術なのです。

現在の日本代表で見ても『ストーミング』ができそうな選手ってあまりいないような気がしてきますよね。

全盛期の岡崎や原口、長友はもしかしたらと思いますけど…
そう思うと、日本代表のレベルが上がっていると言われてはいますが、まだまだ世界のトレンドからは遅れているのかもしれません。

最後に

いかがでしたか?
『ストーミング』について少しは理解頂けたでしょうか?

もしもっと知りたいという方が見えれば私が参考にさせてもらった月刊フットボリスタを見るかネットでもっと詳しく書いて見える方の記事をご覧になると面白いと思います。

最後に『ストーミング』がハマると大量得点に繋がりやすいと言われています。

まだ『ストーミング』という言葉はありませんでしたが、2014年ワールドカップのドイツ対ブラジル。いわゆる『ミネイロンの惨劇』もこの戦術がハマったが故の結果だったと言われているとか言われていないとか…

つまり先日、日本中に衝撃を与えた柏対京都の結果ももしかしたら…

来年は柏の『ストーミング』旋風が巻き起こると言われているとか言われていないとか…




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